第8試合 ◆日泰62kg契約国際マッチ 3R
対戦相手:トースナー・ノンタチャイ(ムエタイフェザー級/泰国)
結果:3RKO勝ち(右フック)
【Toki’EYE】
以前に内田雅之とのフェザー級3Rマッチで敗れているトースナーだが今回は階級を上げライトで勝次と対戦する。勝次もここのところ上位ランキングに名を連ねており、そういう意味で階級を上げたトースナーに勝ち目はあるのだろうか?
1R
ムエタイっぽい立ち上がりで両者軽い蹴りから様子をうかがう。しかしタイ人であるトースナーは蹴りにしてもパンチにしても必死感が漂う。中盤トースナーの攻撃の引き際に勝次がパンチで飛び込みクリーンヒットを当てる。しかしラスト数秒の所でトースナーが打ったパンチはタイミング的にはダウンだったが勝次は直ぐに立ったため難を逃れる。
2R
勝次は右ローを中心にパンチをまとめだす。トースナーも蹴りやパンチを出すが勝次にかわされ当たらない。それならと組んで膝に来るが勝次はこれも良く見てトースナーの体を崩しロープの外まで転がす。こうなるとトースナーの勝ち目は見えてこない。やはり幾ら技術と経験があっても年を取っているタイ人には、挙がって来ている選手を倒すのは難しいのだろうか。
3R
ペースを握られているトースナーはパンチかヒジでKOを狙うしかない、そこでパンチで打ちに来ようとした瞬間に勝次も右から左フックを打つとカウンターでトースナーの顎を捕え見事KO勝利。
(鴇 捻之)*文中敬称略