
第10試合 ◆日本ライト級 3R
対戦相手:松本芳道(日本ライト級3位/八景)
結果:判定負け


【Toki’EYE】
1R
技巧派の高橋とファイタータイプの松本の対照的な対決である。前蹴りジャブ、カウンターと技術の差を見せつける勝次だか、ガードが低いのが気に掛かる。松本も技術的にはかなり劣るが、打ち合いになった時には、そんなところから、そんなパンチ打っても効かないと思うよう場面でも倒そうとパンチを振ってくる。このパンチに終盤ややプッシュではあったが勝次がバランスを崩して倒れるとレフリーはダウンコールを告げる。
※レフリーも時と場合によってこれをダウンにする時とスリップにする時と曖昧である...
2R
勝次の攻撃は何でも当たる為、かえって的を絞っての攻撃がおろそかになってしまうので、自分はどういう選手で、どう戦うかという事を練習で徹底する必要がある。技術より戦術である。反対に松本の課題は技術である。これから上位ランキングや外国人選手と戦うには技術とパワーが無くては勝てない。
3R
ポイント的に不利な勝次はダウンを奪い返すかKOするしか勝てないためパンチとヒジで松本に襲いかかる。しかし松本もこれに応戦し乱打戦になる。共に良いパンチが入るとバランスを崩すがダウンにまではならない。見応えのある試合となったが判定で松本に軍配が上がる。
(鴇 捻之) *文中敬称略