2005年10月17日

ココアありがとう事件

タイ修行事件簿
藤本ジム・トレーナーである鴇稔之が、今だから明かす!? タイにまつわるさまざまな出来事。

タイの王宮広場近くにある、バックパッカーやタイ人の若者のナイトスポットで有名なカオサンロードでのことです。

 カオサンにあるムエタイジムに用事ででかけたその帰り、喉が渇いたので通り沿いにあるオープンカフェでパンとココアを頼みました。しばらくするとウェイターが注文どおりパンとココアを持って来ました。私は甘党なのでココアに砂糖を入れスプーンでかき混ぜて飲もうとしましたが、なかなかココアの粉が溶けません! ま、意外と気長な私はかき混ぜ方が少ないのかと、鳴門海峡よろしく勢いよくかき混ぜました。しかし頑固なココアの粉は溶ける気配がありません。「なんでだぁー?」と思い粉をスプーンにすくってよく見ると、それは粉ではなく『蟻』でした。しかもカップ内に浮遊する数なんと10匹!!(これが本当のアリガトウ!!)

 直ぐに店員を呼び、「蟻が入ってるじゃん」と言ってココアを渡しました。店員は直ぐに『コートォー(ごめんなさい)』と言ってココアを厨房に持って行きましたが、再び厨房からココアを持って出てくるまでに30秒とかかりませんでした。嫌な予感が……。

 ココアを見ると確かにさっきまで勢いよく渦の中を回転していた蟻達が居なくなっています。そこで嫌な予感を直球で質問してみました。

「このココア、蟻をすくって出しただけ?」

 店員は澄み切った瞳で一言『うんっ!』とうなずきました。タイに馴れている私は(良いのかな?)味見をし、なにも蟻の味がしないので(蟻の味は知らないのだが……)ココアを飲み干してしまいました。こういう時にタイ人に怒っても『マイペンライ(だいじょうぶ)』で片付けられてしまうのが常ですので、皆さんもこれくらいでは余り怒らないように!

 

鴇稔之
元日本バンタム級チャンピオン
藤本ジム・トレーナー
新日本キックボクシング協会事務局長
アマチュアムエタイフェデレーション(IMF)日本代表

1963年 5月3日生まれ
1981年 デビュー
1985年 日本プロスポーツ大賞キックボクシング部門新人賞受賞
1987年 日本バンタム級チャンピオン(5回防衛)
1994年 引退
1997年 日本プロスポーツ大賞キックボクシング部門功労賞受賞
戦績 43戦30勝(13KO)11敗2分



posted by 管理人 at 08:56 | タイ修行事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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